おはようございます。1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士・
高崎市青年優秀技能者の根岸です。
先日、渋川へ調査で伺った際に、ふと思い立ち、
6年前に塗装した渋川市民会館へ立ち寄ってきました。
自分たちが手がけた現場の近くを通ると、
ついつい劣化状況を確認したくなってしまいます。
これはもう、塗装職人としての習性というか、
どうしても気になってしまうところです。
渋川市民会館は「コンクリート打ち放し風のデザイン塗装」を行った建物で、
特殊な技術でパターンを付け、まるで本物の打ち放しのように仕上げています。
ピーコン跡の処理、クラック補修、コーキングの打ち替えなども丁寧に行い、
かなり手間をかけた現場でした。
今回、久しぶりに確認して感じたのは、
やはりコンクリート打ち放しはひび割れが出やすいという点です。
デザイン塗装の特性上、塗膜を厚くつける仕様ではありませんので、
どうしても「クラック追従性」という面では弱くなりがちです。
素材の魅力とリスクが表裏一体というところですね。
また、補足としてお伝えすると、マンションなどの大型建物になると、
このひび割れは非常に重要な問題になります。
5階建て、10階建てといった高層マンションでは、
建物全体の動き(揺れ)が大きくなるため、
どうしてもクラックが発生しやすくなります。
そのため、外壁塗装では「弾性塗料」や「可とう性の高い塗料」を使い、
ひび割れに追従できる仕様を選ぶことが基本です。
しかし、コンクリート打ち放し風デザイン塗装の場合は、
弾性の塗膜を厚くつける仕様にできません。
そのため、追従性を確保しつつデザイン性も維持するというのが
非常に難しい点であり、打ち放し風塗装の悩ましいところでもあります。
こうした実際の施工後の状態を見ることで、
次の現場での提案にも活かすことができますし、施工の質の向上にもつながります。
定期的に過去の現場を見に行くのも、ねぎし塗装店の
大切なルーティンのひとつです。

ひび割れが目立っているところがありました。

全体的にはめちゃくちゃキレイでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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