見習い塗装職人は中塗りと上塗りが同じ色だから中塗りは薄くても大丈夫と言う
意味がよくわかりませんでした。
どういう意味なのかと言うと、同じ色を2回塗るので、色が透けているように見えないことです。
(塗装職人は透けずらい色などを「かぶり」がいいと言う表現をします)
見習い塗装職人はよく理解できなかったので、薄く塗ることは意識しないで今まで通り塗りました。
そして上塗りも終わり仕上がりの状況を確認すると見習い塗装職人が塗った所とベテラン1級塗装職人が塗った所は
全く同じです。
お客様も大喜び!
数年後、お客様は気ずきました。
あれ?!
外壁全部ではないが、塗膜がチョーキング(粉化)しており、色あせ始めていました。
お客様は、業者に連絡してもアフターメンテナンスにも来てもらえず困ってしまいました。
(時間があったらいくねーの世界です)
塗膜は適正な塗布量を塗らないと最大限の効果は発揮出来ません。
ベテラン1級塗装職人は要領よく見栄えよくスピーディーに決して後期にも遅れないように努めていました。
見習い塗装職人はしっかり塗ることを意識してがむしゃらに頑張りました。
ベテラン1級塗装職人が塗ったからといっていい長持ちする塗装が出来る訳ではありません。
お客様の家を長期的に長持ちさせるぞー
お客様にずっと満足してもらうぞー
お客様と一生のお付き合いをするぞー
心意気が重要なのは言うでもありません・・
結果的に見習い塗装職人が塗った所の方が長持ちしたということです。