【歴史が教えてくれる】塗装工事の「保証」、本当に信じていいのは?
こんにちは!
外壁塗装を検討されている方からよくいただくご質問のひとつが
「保証って何年ありますか?」というもの。
たしかに、保証が長ければ安心できるように感じますよね。
3年保証、5年、長いところでは10年、15年と提示している業者もあります。
でも…その数字だけで安心してしまうのはちょっと危険です。
実は過去に、塗装業界全体を揺るがすような“保証に関する出来事”がありました。
それは、TOTOが発売した光触媒塗料「ハイドロテクトカラーコート」の不具合です。
この塗料、当初は非常に注目されていたのですが、
実際に施工された現場で「色ムラ」「色抜け」といった問題が多数発生しました。
驚いたのは、その後の対応です。
TOTOさんはなんと、
施工されたすべての現場に対して、メーカー責任で保証対応を行ったんです。
これは業界内では前代未聞で、正直言って「TOTOだからこそできた対応」だったと思います。
というのも、
通常、大手塗料メーカー(日本ペイント・関西ペイント・エスケー化研など)は、
小建て住宅向けの塗料に保証は一切つけていないのが実情なんです。
最近になってようやく、日本ペイントさんが「グッドジョブ保証」という制度を始めましたが、
これは特定の認定施工業者を対象とした限定的な仕組みです。
そもそも塗料というのは、
「製品(塗料)」と「塗る人(職人)」の組み合わせで成り立つ商品。
つまり、いくら塗料が良くても、施工がまずければ意味がない。
だからメーカーとしても、保証に踏み込むのは非常に難しいわけです。
TOTOの対応は本当に稀で、「保証ってこういうことを言うんだな」と感じました。
でも逆に言えば、ここまでの対応ができる企業はほとんど存在しないということでもあります。
だから私たちが学ぶべきなのは、「保証年数の長さ」だけに安心しないこと。
特に小さな業者であればあるほど、あまりに長い保証をうたっている場合は注意が必要です。
もちろん、私たちも責任ある工事を心がけており、保証制度も用意しています。
でも一番大切なのは、その保証が“守られるかどうか”を見極めること。
企業の実績、継続性、そして何より「この人たちなら信頼できる」と思えるかどうか。
それが、長く安心して暮らせる住まいづくりにつながると、私は思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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