こんにちは、
1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士
高崎市青年優秀技能者の根岸です。
今回は、
群馬県、富岡市庁舎の設計業者である隈研吾さんの件についてお話ししたいと思います。
群馬県、富岡市庁舎といえば、とてもオシャレで独特なデザインが特徴的な建物です。
建築界でも有名な設計士・隈研吾さんが手がけたと言われており、
市のホームページでもPRされているほど。
実際に見学もできるようで、多くの方が訪れる人気の建築物になっています。
ただ、
ここで僕が注目したいのは「軒天(のきてん)」の劣化です。
竣工してからそれほど年数が経っていないにもかかわらず、
軒天部分の腐食が進んでいるとニュースでも取り上げられています。
現在は、設計側の隈研吾さんサイドと施工業者の双方で
修繕対応を進めているとのことです。
このようなケース、
実は僕たち塗装専門店の立場から見ても「あるある」なんです。
デザイン性の高い建物、つまりオシャレな建築ほど劣化が早い傾向にあるのです。
なぜかというと、
一般的な住宅のように屋根・軒天・外壁といった構造がしっかりと分かれておらず、
デザインを重視するあまり、雨が直接当たるような構造になっているケースが多いのです。
また、
木材をふんだんに使った外観も美しくて人気ですが、
木はやはり水分や紫外線に弱く、劣化スピードが早いのが現実です。
その結果、メンテナンスの手間やコストがどうしても多くかかってしまいます。
ですので、
デザイン住宅や公共建築に共通して言えるのは、
「見た目の美しさと耐久性は必ずしも比例しない」ということです。
見た目を優先するのか、維持管理を優先するのか、
このバランスをどこで取るかが非常に重要だと思います。
富岡市庁舎がどこまでメンテナンスコストを想定して建築されたのかは分かりませんが、
今回のような劣化問題を見ると、やはりメンテナンス性
という視点は建築デザインの中で外せない要素だと改めて感じます。
最後に僕からひとこと。
「見た目は一瞬、メンテナンスは一生」です。
どんなにオシャレな建物でも、維持できなければ本当の意味での良い建築とは言えません。
これから住宅を建てる方やリフォームを考えている方は、
ぜひこの点を意識していただければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
外壁塗装や屋根塗装、防水工事や雨漏りのことで
「どこに相談したらいいかわからない…」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
群馬県高崎市から車で30分圏内のエリアを中心に、
地域密着で丁寧に対応しています。
お気軽にお問い合わせください!
ねぎし塗装店
受付時間:9時〜18時
定休日:日曜日・月曜日
フリーダイヤル 0120-961-561
外壁塗装・屋根塗装 ・防水工事・雨漏り修繕
火災保険を使った修繕にも対応!