おはようございます。高崎市青年優秀技能者・1級建築塗装技能士・
1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士の根岸です。
今回は、構造的に「破風(はふ)が傷んでしまう理由」について、
現場目線で解説したいと思います。
外壁塗装を検討される際、必ず行うのが現地調査です。
その中で、「ここだけ異様に傷んでいるな」
と感じる箇所が出てくることがあります。
その代表例が、破風板です。
よくあるご相談としては、
・東面と西面の破風板だけがボロボロになっている
・南面の一部分だけ破風板が極端に傷んでいる
といったケースです。
こうした場合、多くは破風板が「木の表し」で施工されていることが原因です。
防腐剤や保護塗料が塗られてはいるものの、周囲の外壁材と比べると、
どうしても劣化のスピードが早くなってしまいます。
特に紫外線や雨風を受けやすい方角では、その差が顕著に出ます。
新築当時は、木の質感を活かしたおしゃれなデザインで、
とても雰囲気が良いのですが、長い目で見ると
「そこだけ急激に傷んでしまう」という結果になりがちです。
そのため、劣化の状況によっては、塗装だけでなく、
破風板を板金で包む施工や、素材自体を変更するご提案をすることもあります。
見た目だけでなく、今後のメンテナンス頻度やコストを抑えるという観点では、
非常に有効な選択です。
正直なところ、家を設計する建築士さんの中で、
将来のメンテナンスまで深く考えて設計している方は、
まだまだ少ないと感じています。
デザインは素晴らしいけれど、10年・20年後にどうなるか、
という視点が抜けてしまっているケースも少なくありません。
だからこそ、外壁塗装のタイミングで「なぜここだけ傷んでいるのか」
「今後どうするのがベストか」というメンテナンス目線での
ご提案が大切だと考えています。
お家は建てて終わりではなく、住み続ける限りメンテナンスが必要です。
その時々の劣化状況に合わせて、無理のない、
先を見据えたご提案をしていきたいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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