こんにちは。
1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士
高崎市青年優秀技能者の根岸です。
外壁塗装の「色の長持ち」については、
色そのものの性質(顔料)、塗料の樹脂グレード、艶の有無、建物の向き・周辺環境など、
いくつかの要素が重なって決まります。
色味の傾向をお話ししますね。
一般に、黄色・赤・青などの原色系で、発色が鋭く明るいビビッドカラーは退色が早い傾向にあります。
理由は、鮮やかさを出すために使われる有機顔料が紫外線の影響を受けやすく、
分子が壊れて色が薄くなりやすいからです。
表面のバインダー(樹脂)が紫外線で粉状化する「チョーキング」も並行して進み、
早い段階から手で触ると白い粉が付く、艶が引ける、くすむ、といった見た目の変化が出やすくなります。
一方で、
黒や濃い焦げ茶は「色が飛ぶ」よりも、チョーキングや付着した微細な白色粉(炭酸塩・埃)とのコントラストで
色あせて見えやすいのが実態です。
濃色は日射熱を強く吸収して表面温度が上がりやすく、熱ストレスによる樹脂の劣化が加速することも、
見た目の劣化を早める要因になります。
濃い色をご希望の方は、遮熱顔料(近赤外線を反射して温度上昇を抑える顔料)を選ぶと、
熱による劣化と変形リスクを緩和できます。
白やごく淡い色は、チョーキングしても粉が白いため目立ちにくく、「長持ちして見えやすい」色です。
ただし汚れ(排気ガスのスス、土埃、雨だれ)はコントラストで目立ちやすいのが難点です。
ですから、長持ちと汚れ目立ちのバランスを取るなら、
純白ではなくわずかにトーンを落とした淡いグレー、ベージュ、グレージュなど明るい中間色が実用的です。
サンプル確認から試し塗り、塗料の等級選定まで、状況に合わせたご提案をいたしますので、お気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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