おはようございます。1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士
高崎市青年優秀技能者の根岸です。
本日は「フッ素樹脂塗料は毒である!?」というテーマでお話ししたいと思います。
塗料を選ぶとき、
「無機塗料」「フッ素樹脂塗料」「シリコン塗料」「ウレタン塗料」など、
さまざまな種類があります。
中でもフッ素樹脂塗料は、耐久性が高く長持ちすることで有名です。
しかし近年、このフッ素樹脂に含まれる「PFAS(ピーファス)」
という成分が世界的に問題視されています。
PFASとは、フッ素樹脂の一種で、
フライパンのコーティングや撥水加工、防汚塗装など、さまざまな分野で使われてきました。
ですが、体内に入ると分解されにくく、環境中でも長く残留するため
「永遠の化学物質」と呼ばれています。
人や環境に悪影響を与える可能性があるとされ、各国で使用規制の動きが始まっています。
思い返せば、過去にも同じようなことがありました。
かつての塗料には非常に長持ちするものが多くありましたが、
その分、毒性の強い成分を含んでいたのです。
代表的なものが「PCB(ポリ塩化ビフェニル)」で、
今では橋梁などの構造物に使われたPCBをすべて除去する方向に進んでいます。
この歴史を振り返ると、「長持ち=安全」とは限らないということがわかります。
技術の進化とともに、便利なものが次第に問題視されるケースもあるのです。
今後、
フッ素樹脂塗料も同じように見直され、やがて使用が制限されていく可能性もあります。
また、
近年では「無機塗料」が多く採用されています。
無機塗料は耐候性・耐久性に優れており、非常に人気の高い塗料ですが、
今後の研究や規制の動きによっては、
これらの成分にも見直しが入る可能性もゼロではありません。
つまり、
どんな塗料であっても「時代とともに評価が変わる」ということを念頭に置く必要があるのです。
弊社では、
こうした流れを踏まえ、フッ素樹脂塗料を積極的には採用せず、
安全性と環境負荷を考慮した塗料の使用を検討しています。
塗料選びは「長持ち」だけでなく、
「人と環境にやさしいか」も重要な判断基準だと考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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