おはようございます。
1級建築塗装技能士・1級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士・高崎市青年優秀技能者の
根岸です。
外壁塗装や屋根の塗装を行う前に必ず行う作業のひとつに「高圧洗浄」があります。
高圧洗浄とは、その名のとおり高圧の水を使って外壁や屋根を洗い流す作業です。
表面に付いているホコリ、カビ、藻、排気ガスの汚れ、
さらには劣化によって発生した粉(チョーキング)などをできる限り落としていきます。
この作業がなぜ大切かというと、もしホコリや不純物が残ったまま塗装をしてしまうと、
塗料がその上にのってしまい、
下地との密着が不十分になって剥がれの原因になってしまうからです。
コケや藻なども同じで、しっかり除去してから塗装することで、
塗膜が長持ちする仕上がりにつながります。
通常は150MPaから180MPa程度の水圧をかけて洗浄します。
外壁がチョーキングしていれば、表面の粉を極力落とす必要がありますし、
屋根の場合は「ターボノズル」という特殊なノズルを使用し、
研磨しながら強力に洗い流すことも可能です。
特に屋根は苔やカビが発生しやすい部分なので、
しっかりと洗浄してから塗装することが欠かせません。
高崎市は海沿いではないので塩害の心配は少ないですが、
海に近いお宅では塩分が外壁や屋根に付着し、サビや劣化の原因となるため、
高圧洗浄は必須の工程となります。
ここで、実際にお客様からいただいたご質問をご紹介します。
「高圧洗浄後、外壁を手で触るとまだ白い粉がつくのですが、
これは高圧洗浄がしっかりできていないということでしょうか?」
というご質問です。
お答えいたしますと、高圧洗浄でチョーキングの粉を完全に落とすことはできません。
高圧洗浄の役割は、あくまでも表面の汚れや不純物を落とし、
塗料の密着を高めることです。
手にまったく粉がつかない状態にすることは不可能ですので、
安心していただければと思います。
重要なのは「塗装に支障が出ないレベルまでしっかりと洗浄する」ということなのです。
外壁塗装の仕上がりを左右する大切な工程、それが高圧洗浄です。
普段はあまり注目されませんが、
塗装職人にとってはとても重要な下準備の一つだとご理解いただければと思います。
高圧洗浄は、ただ外壁をざっと洗うだけではありません。
まずは屋根から作業を始め、外壁へと順番に進んでいきます。
その際、破風、雨樋、庇などの細かい部分といった細部まで丁寧に洗い上げていきます。
細かい部分に汚れやホコリが残ってしまうと、
その後の塗装の仕上がりや耐久性に大きく影響するため、
塗装職人にとっては特に神経を使うポイントです。
ベランダがあるお宅では、
ベランダの床や手すりも高圧洗浄でしっかりと汚れを落とします。
さらに最後の仕上げとして、玄関の土間や犬走り、外構の塀まで洗浄することも多いです。
こうした部分はお客様の生活に直結しているため、
仕上がりの清潔感を強く感じていただけます。
特に駐車場の土間(コンクリート部分)を綺麗にすると
「こんなに明るくなったんですね!」と喜んでいただけることが非常に多いです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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