こんにちは、
高崎市青年優秀技能者・一級建築塗装技能士・一級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士の根岸です。
本日のテーマは「外壁塗装の3回塗りVS4回塗り 」についてです。
外壁塗装の工程でよくあるご質問のひとつが「3回塗りと4回塗り、どっちがいいの?」
というものです。
基本的に塗料メーカーの標準仕様では、
下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが通常工程となっており、
これで十分な耐候性が確保できます。
ですので、3回塗りだからダメということはまったくありません。
ではなぜ4回塗りを主張する業者があるのかというと、理由はいくつかあります。
代表的なのは、下地の状態が相当傷んでいて下塗りを一度だけではカバーしきれない場合、
または骨材入りの塗料を使用するなどで吸い込みが激しい場合です。
このようなケースでは、下塗りを2回行って計4回塗りにすることで、
しっかりとした仕上がりにつながります。
実際、塗料メーカーのカタログにも「吸い込みが激しい場合は下塗りを増やしてください」
と注意書きがあります。
さらに近年では
窯業系サイディングが主流となっており、
全体の8割以上が窯業系サイディングの外壁となっています。
窯業系サイディングの場合は、密着性の良い下塗りを1回塗れば良いケースがほとんどです。
ですので、下塗りの選定も非常に重要になってきます。
ですから「4回塗りが常に優れている」というわけではありません。
営業トークとして「たっぷり4回塗りで安心です!」と言われると魅力的に聞こえますが、
すべての家に必要なわけではないのです。
あくまで下地の状況をしっかり見極めて、
必要に応じて4回塗りを選択するのが正しい判断です。
結論としては、
3回塗りで十分なケースもあれば、
4回塗りが望ましいケースもあるという「ケースバイケース」ということになります。
大事なのは、どの業者に頼むかではなく、塗装に熟知した専門家が下地を見て、
最適な工程を判断することです。
塗装の世界で正解は「ムラなく、ハゲない、しっかりとした塗膜をつくること」です。
業者の話を聞くときには「なぜ3回塗りなのか?なぜ4回塗りなのか?」と質問してみると、
より納得して工事を進められると思います。
また、
「うちは外壁4回塗装でたっぷり塗ります」と宣伝しながら、
実際には職人へ3回分の施工金額しか支払っていない会社も存在するという点です。
この場合、職人側は当然コストの兼ね合いから4回塗りを実行することが難しくなり、
結果的にお客様が期待した仕上がりにならないケースもあり得ます。
ここが業者選びで大きな注意点になります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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