こんにちは、
一級建築塗装技能士・一級鋼橋塗装技能士・外装劣化診断士の根岸です。
今回は「外壁塗装は3回塗りが当たり前じゃない!? 実は4回塗りが必要なケースもあるんです」
というテーマでお話ししてみたいと思います。
外壁塗装って何回塗るのが正解なの?
外壁塗装の工事を検討されている方から、よくいただくご質問のひとつに
「塗装って何回塗るんですか?」
というご質問があります。
業者によっては、
「うちはたっぷり4回塗りです!」というところもあれば、
「塗料メーカーの仕様書通り、きっちり3回塗りです」
と説明するところもあります。
中には、「この塗料は小工程タイプだから2回塗りでOK」というものもあります。
実際のところ、
何回塗るのが正解なのか、一般のお客様からすると混乱してしまいますよね。
弊社の考え方:大切なのは“家の状態”を見て判断すること
僕たち職人は、現場の下地の状態、過去の塗装歴、劣化の度合い、
建物の伸縮の状況などを見て、何回塗るかを判断しています。
たとえば…
初めての外壁塗装の場合
外壁の素材がまだ塗装をしっかり吸い込む状態のことが多く、塗膜が薄くなりがちです。
そのため、下塗りを2回して、計4回塗りにするケースもあります。
2回目以降の塗装で、前回の塗膜がしっかり残っている場合
仕様通りの3回塗りで十分なことも多いです。
モルタル壁や目地の多い窯業系サイディングで、動きが大きい(伸縮が激しい)場合
下地強化材や弾性下塗りを加えて4回塗りにしたり、柔軟性のある塗料を採用することもあります。
マニュアル通りでは対応できないのが現場
大手家電量販店や工務店では「4回塗りが基本です」といった、
画一的なプランを提示されるケースが多いように思います。
しかし、
僕たち職人は現場を実際に見て、
「この家はこの仕様が一番いいな」と家に合わせて仕様を変える柔軟さを持っています。
これが、マニュアル一辺倒ではない「現場主義の塗装工事」だと自負しています。
ムラなく艶のある美しい仕上がりのために
塗装の仕上がりって、意外と“艶”で左右されます。
塗膜が均一になっていないと、時間が経つにつれてムラが出たり、早く色あせたりするんです。
そのために、
必要に応じて1工程増やし、合計4回塗りにすることで、美しく長持ちする仕上がりを目指しています。
まとめ
外壁塗装の塗装回数は、単に「3回が基本」「4回はお得」といった話ではありません。
その家の状態、過去の履歴、下地の状況、外壁素材の種類をしっかり見て、
最適な回数を選定することが大切なのです。
「4回塗りですよ」とうたっているから安心、というわけではなく、
本当にその家に合った塗装をしているかどうかが、塗装の良し悪しを決めるポイントです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
もし塗装回数や仕様についてお悩みの方は、
ぜひ一度、現場を見たうえで正直にお話しできる僕たちにご相談くださいね。
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